在ハンガリー日本大使館 館員日誌
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「母子像・ふるさと」除幕式
2012年10月9日
「母子像・ふるさと」と共に。左から伊藤大使、ナジ区長、秋山・ワグナー・ナンドール記念財団理事長、キシュ氏(拡大写真) |
晩年日本に帰化したハンガリー人の彫刻家ワグナー・ナンドール氏の誕生日に当たる10月7日、ブダ王宮地区ウィーン門前の広場で、同氏が製作した「母子像・ふるさと」の除幕式が行われ、伊藤大使と共に出席しました。同像は、ワグナー氏が晩年を過ごした栃木県益子町、千代・ワグナー夫人(館員日誌)の出身地である札幌市にも設置されており、今回、ナジ・ブダペスト第一区区長、キシュ・アカデミナ・フマナ基金代表等多くのハンガリー関係者のご尽力の結果、観光客が行き交う非常に素晴らしい場所に設置されました。同像は、母と子供の「愛」を、「受ける愛」、「与える愛」として球形で表現しており、ワグナー氏の平和を願う思いが込められています。
世界遺産区域にあるゲレルトの丘の一角に設置された「哲学の庭」(館員日誌)とともに、「母子像・ふるさと」がワグナー氏のメッセージを伝えるとともに、日本とハンガリーを繋ぐ架け橋として、訪れる人々に愛されることを願ってやみません。(儀典:K.K)