在ハンガリー日本大使館 館員日誌
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平成21年(2009年) 12月 | 11月 | 10月 | 9月
2011年秋季ソフトボール大会
2011年9月21日
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力投するK.J職員 |
9月17日,在ハンガリー日本商工会の主催する2011年秋季ソフトボール大会が開催されました。
今回の大会には,ハンガリー進出日系企業やハンガリー人チーム等,春季より1チーム多い14チーム,約220名が参加しました。当日は,天候に恵まれて,気持ち良い青空の下,熱戦が繰り広げられ,例年通り活気のある大会となりました。
大使館チームは今回を最後に離任する女性館員をピッチャーに据え,一丸となってプレーしましたが,残念ながら,2戦2敗と勝利を収めることができませんでした。
今回も大会の準備・スムーズな運営のため,多大なる尽力をなされた商工会幹部・事務局や大会幹事の皆様に感謝したいと思います。(経済班:Y.M)
日本語教科書「DEKIRU」の出版
2011年9月20日
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カラフルで馴染みやすい教科書(写真提供:国際交流基金)(拡大写真) |
9月16日、ブダペスト西駅近くの大型書店内のホールで行われた「ハンガリー人のための日本語教科書『DEKIRU』」の出版記念行事に、祝辞を述べた伊藤大使と共に参加しました。
この教材の作成事業は、「日本・ハンガリー協力フォーラム」の決定により2007年9月にスタートし、国際交流基金ブダペスト日本文化センターが中心となり、ハンガリー日本語教師会や国立教科書出版社の協力を得て進められてきました。この教科書は、単なる言語の習得に留まらず日本語・日本文化を通した異文化理解を促すために、イラストや写真を多用し、登場人物の会話の内容にも様々な工夫が凝らされている等、これまでにない画期的な教科書であると評判になっています。この教科書が、ハンガリーにおける日本語学習の強力な推進力となることを心より期待しています。(広報文化班:S.S.)
ザラエゲルセグ市での「日本フェスティバル」
2011年9月13日
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市長(真ん中)を囲んで、フェスティバルを企画した方々と共に。 |
9月9日、ブダペストから西へ約220kmのザラエゲルセグ市で行われた「日本フェスティバル」の開会式に伊藤大使と共に参加しました。
このフェスティバルは、今年の春にハンガリー・日本友好協会の14番目の支部として発足したザラエゲルセグ支部が(館員日誌)、その発足を記念して主催したものです。会場となった市の展示・コンサートホール(かつてのユダヤ教会のシナゴーグ)では,2日間にわたって着物や武道のデモンストレーション,茶道や日本の詩・俳句についての講演,書道や日本の伝統工芸品の展示,狂言の公演,和太鼓グループによるコンサートなど,幅広く日本の伝統文化が紹介される予定です。
開会式に先だって市役所を訪問し、国会議員でもあるギュタイ・チャバ市長と懇談しましたが、日本文化を広く紹介する催し物を同市で開くのは8年ぶりであり、今後も新しい支部の活動に協力したいと聞いて、大変心強く思いました。(広報・文化班:K.Y)
裏千家茶道行事
2011年9月12日
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お手前を披露するリーダーの小泉由美さん(右) |
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行事が無事終わってハンガリー支部の方々も含め記念撮影(拡大写真) |
9月7日、日本から派遣された裏千家の12名の茶道教授者によるデモンストレーションと呈茶の行事が、大使公邸にて行われました。ハンガリーでは、日本の伝統文化として、生け花や盆栽と並び茶道は大変人気が高く、裏千家15代家元・千玄室大宗匠も、2005年及び2009年にハンガリーに招かれています。特に、2009年4月、日・ハ両国の外交関係樹立140周年を記念してのご訪問では、大統領への呈茶や大学での茶道講演をされた他、大使公邸でも2度にわたり、国会議長や外交団のために呈茶行事をなさいました(イベントギャラリー)。
今回の茶道行事は、この大宗匠ご訪問のフォローアップ行事として位置づけられ、大宗匠ご自身からもお祝いのメッセージを頂戴し(メッセージ)、私の開会挨拶の中でご紹介させて頂きました。会場では、ハンガリー・日本友好協会や裏千家ハンガリー支部のメンバーの方々を中心に、30人以上の方々が呈茶を受けられましたが、一同は、身近で見るお手前の優雅さに目を見張ると共に、茶器や茶道具、掛け軸、一輪だけのお花など、茶室内の全てのものが主人と客の心の交流のための役割を担っていることを知って驚いた面持ちでした。行事の進行と並行して英語とハンガリー語で行った解説に対して客席から質問が相次ぎ、また行事が終わってからも、茶器や茶道具を手にとって鑑賞し、写真を撮っている方々も多く、今回の行事は、ハンガリーの方々の茶道に対する理解を一層深めることが出来て、大成功を収めました。
今回の行事のために日本からはるばるブダペストにお越し下さった12名の教授者の皆様、そして準備と行事の進行に協力し、ハンガリー語の通訳をして下さった裏千家ハンガリー支部のボランティアの方々に感謝いたします。(館長T.I.)
再生可能エネルギープロジェクト開所式
2011年9月1日
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テープカットするユハース市長(右から2人目)、ベンチク国家開発省エネルギー政策担当次官(右から3人目) |
9月1日、ブダペストの東約100kmのテレクセントミクローシュ市にて、日本の技術による再生可能エネルギープロジェクトの開所式に出席しました。
同プロジェクトは、同市にある高校の屋上に、京セラ社製の太陽光パネルと、同じく日本のゼファー社製の風力タービンを設置し、高校に隣接するヘルスセンターへ電力供給するといった内容で、同ヘルスセンターの年間電力消費量の27%を賄う設備となっています。
ハンガリー政府にとっても、日本の省エネ技術に裏づけされた本プロジェクトは重要な意味を持つということもあり、開所式には、ユハース市長のほか、ベンチク国家開発省エネルギー政策担当次官も出席しました。
本プロジェクトが成功すれば、同市の他施設や他の自治体でも同様の設備を導入する動きが出るとのことで、本プロジェクトが今後日・ハ両国のエネルギー分野での協力拡大の契機になることを期待したいと思います。(経済班:M.H.)