1. ホーム
  2. 大使館案内
  3. 館員日誌
  4. 2010年3月

在ハンガリー日本大使館 館員日誌

平成22年(2010年) 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月

平成21年(2009年) 12月 | 11月 | 10月 | 9月


シンワ・プレシジョンへの訪問

2010年3月23日

日本人幹部の方と正面玄関にて

3月19日、シンワ・プレシジョン(正式社名:Shinwa Precision Hungary Kft.、従業員数:約340名)を訪問しました。

親会社のシンワ・インターナショナル・ホールディングスは、主にオーディオ及び情報関連の電子機器を製造する会社です。同社は東京で創業しましたが、2004年に本社を香港に移転し、近年は特に中国・東南アジアに軸足を置いて生産活動を行っています。

シンワ・プレシジョンは、1998年、ブダペスト市の北東約180kmに位置するミシュコルツ市に設立されました。現在は、欧州の自動車メーカー・電気機器メーカー向けを中心に、カーステレオのフロントパネル等を製造しています。訪問当日は、プラスチックの成型、プリント、塗装、レーザーカット、及び組立てに至る工程を見学しました。生産現場では、従業員の発案による検査機器も設置され、様々な仕様の製品を確実に生産しつつ、作業を効率化する取組みがなされていました。(経済班:S.H.)

ページの先頭へ戻る

ディオーシュジュール高校「日本の日」

2010年3月22日

剣道デモンストレーション

3月19日、ブダペストから北東へ約190㎞のミシュコルツのディオーシュジュール高校で開催された「日本の日」に開会式で挨拶した伊藤大使と出席しました。

1993年から日本語教育が行われているディオーシュジュール高校には、現在、「日本文化発信プログラム」(J-CAT)のボランティアが派遣されています(詳しくはこちら)。今回の「日本の日」もこのボランティアが中心となって企画されました。

会場では、日本語を学んでいる高校生が法被姿で来客者を迎え、日本のお祭りムードが漂っていました。そのような中、地元愛好家による剣道や空手などの武道デモンストレーション、茶道、折り紙、浴衣の試着体験などの日本文化を紹介するプログラムが行われ、同校生徒の他、近隣小学生や父兄等300名を超える人々が興味深く見学していました。中でも好評だったのは「お好み焼き」の試食。用意した50食分以上が一瞬にしてなくなりました。また、会場内には高校生たちがひらがなを練習した紙が展示され、日々の努力を伺い知ることができました。ハンガリーから遠いアジアの国の日本に関心を持ち、熱心に日本語を勉強している高校生たちの姿に大きな刺激を受けた一日でした。(儀典班:M.Y.)

ページの先頭へ戻る

国費留学生への渡日前オリエンテーションの開催

2010年3月22日

オリエンテーションの風景

3月19日(金)、大使館多目的ホールにおいて、4月に渡日する国費留学生11名に対し、その留学準備を支援するための渡日前オリエンテーションを開催しました。彼らは2年間又は5年間、日本の大学で学ぶ予定で、留学後には留学で得た経験や知識を活かして様々な分野で活躍するだけでなく、将来の日ハ交流を支えていくことも期待されています。

オリエンテーションでは、当館からの査証の付与や諸注意の周知等の後、元留学生会から派遣されたゴストラさんより、留学に向けた心構えや準備に関しての講義がありました。その内容は、学習の進め方に関する心構えはもちろん、ハンガリー国内での各種手続き、ハンガリー食品の日本での入手方法、印鑑の作り方など多岐に亘り、実体験に基づく説得力のあるもので、留学生達は皆真剣な表情でした。(広報文化班:Y.S.)

参考:第3回ハンガリー元留学生会総会の開催(ホットトピック館員日誌

ページの先頭へ戻る

ユーシン・ヨーロッパへの訪問

2010年3月22日

日本人幹部の方と正面玄関にて

3月17日、ユーシン・ヨーロッパ(正式社名:U-SHIN EUROPE LTD.、従業員数:約280名)を訪問しました。

ユーシンは、自動車のドアラッチ、キーセット、及びヒーターコントロールを主要な製品としており、産業・建設機械や住宅関連製品の製造販売も行っています。その欧州唯一の製造拠点であるユーシン・ヨーロッパは、2000年、ブダペストの西方約80kmのキシュベール市に設立されました。同社では、マジャールスズキをはじめとする欧州の自動車メーカー向けに、上記主要3部品を生産しています。設立以来、着実に顧客企業の層を広げ、2004年には新工場も建設されました。同社では、マネジャークラスに積極的にハンガリー人を登用して従業員の士気を高め、新しいアイディアが出やすい環境整備に努めています。様々な自動車メーカーの部品の一次製造から組立てまでが行われる製造現場では、従業員の方々が整然と作業に取り組んでいました。(経済班:S.H.)

ページの先頭へ戻る

日清食品への訪問

2010年3月18日

日本人幹部の方々と工場前にて

3月11日、ハンガリー日清(正式社名:NISSIN FOODS Kft.、従業員数:約150名)を訪問しました。日清食品グループは即席ラーメンのパイオニア的な企業で、本日訪問したハンガリー日清は、首都ブダペストの南東約80Kmのケチケメート市に位置し、西ヨーロッパ向けを中心に即席袋めん、カップめんの製造を行っております。

地域、国等による味覚の違いに対応するため、様々なフレーバーを使用した数十種類の商品が製造されており、例えば、ハンガリー向けにはグーラッシュ・スープに近い味付けといった工夫が施されておりました。また、日本人が美味しいと感じる味はハンガリー人にも好評であり、西ヨーロッパの他国には見られない傾向であるとの説明を受け、ハンガリーに対する親近感を抱くことができました。

製造現場では、食品工場であるが故の安全対策が随所になされており、また、麺をスムーズにカップに入れるための工夫がされた製造ライン等で大変熱心に働いている従業員の姿が印象的でした。(経済班:H.K.)

ページの先頭へ戻る

サンシン・ハンガリーへの訪問

2010年3月18日

日本人幹部の方と工場建屋前にて

3月11日、サンシン・ハンガリー(正式社名:Sanshin (Hungary) Electronic Ltd.、従業員数:約920名)を訪問しました。

サンシン電機インターナショナル(本社:東京都町田市)は、太平洋セメントの子会社として、福島県いわき市に本社工場を有し、海外ではハンガリーのほか、マレーシア及び中国に工場を展開しています。同社は、カーチューナーの製造販売において世界でトップクラスのシェアを占め、現在は電子・電気機器等のEMS(Electronics Manufacturing Service、電子機器の受託生産)も手がけています。

同社唯一の欧州拠点であるサンシン・ハンガリーの工場は、1999年、ブダペスト市の南東約75kmに位置するナジクルシュ市に建設されました。現在3つの棟を有する工場では、カーステレオチューナー製造のほか、家庭用オーディオ機器の受託生産が行われています。訪問当日は唯一の日本人として駐在されている社長よりご説明をいただき、顧客の要望に迅速に応え、生産性及び品質を向上させるために日夜努力されていると伺いました。製造現場では、従業員が真剣に生産ラインに向き合っていました。(経済班:S.H.)

ページの先頭へ戻る

日本人学校卒業式への出席

2010年3月8日

伊藤大使の来賓あいさつ
卒業式の様子

3月7日、ブダペスト日本人学校の卒業式に伊藤大使や雨宮参事官と共に出席しました。

平成21年度の卒業生は、小学部10名、中学部4名の計14名でしたが、在校生も全員参加し、全校を挙げて卒業生を祝福しようという雰囲気に溢れていました。リスト音楽院の日本人留学生の生演奏をバックに卒業証書授与が厳かに行われた後、在校生が元気一杯に卒業生にエールを送り、そして、それに応えて卒業生1人1人が答辞を述べました。きっと、この学校ではいつもこうして、児童・生徒が全員仲良く力を合わせ、自分達の学校を盛り上げてきたのでしょう。小規模な在外教育施設ならではの光景を見たようでした。

感極まって涙声になった卒業生もいて、とても感動的な卒業式でしたが、式典が無事終了し、小雪の舞う校庭で先生方や後輩達に見送られた時には、卒業生1人1人の顔に涙はなく、晴れ晴れとした表情に変わっていました。今日この瞬間、子供達はまた一歩成長したようです。皆さん、卒業おめでとう。(警備班:C.S)

ページの先頭へ戻る

城西国際大学-ブダペスト商科大学・共同研修成果発表会への参加

2010年3月5日

城西国際大学の研修生・ブダペスト商科大学の学生・関係者達と

3月5日(金)、城西国際大学-ブダペスト商科大学・共同研修成果発表会へ、開会挨拶を行った伊藤大使と共に参加してきました。学校法人城西大学とブダペスト商科大学は2007年1月に学術交流協定を締結して以来、活発な交流を重ねています。この成果発表会は、国際交流基金による海外日本語インターンシッププログラムを活用し、城西国際大学国際人文学部で日本語教授法を学ぶ10名の学生がブダペスト商科大学を訪問し、同校で日本語を学ぶ60名程度の学生達を対象として2週間半の教育実習を行ったその集大成を発表する場でした。

発表は、ハンガリーの日本語教育事情や異文化体験の例としてのハンガリーの建築様式について、短い実習期間ながらも全員が協力して調査、考察を行った素晴らしいものでした。閉会式では、記念メダルを授与された実習生達の目に涙がこみ上げる一幕もあり、実習がいかに充実した素晴らしいものであったかを垣間見ることができました。今回の実習で得た貴重な経験やハンガリーの学生や先生との交流は、きっと彼らの将来にとって大きな財産となることと思います。(広報文化班:Y.S.)

ページの先頭へ戻る

相川ハンガリーへの訪問

2010年3月4日

日本人幹部の方と正面玄関にて

3月4日、相川ハンガリー(正式社名:Aikawa Hungary Electronics Co. Ltd.、従業員数:約170名)を訪問しました。

親会社の相川プレス工業(本社:山梨県都留市)は、主にコンピュータ周辺機器等のプレス部品の量産とその金型製造を行う会社です。以前はカセットテープデッキ関連部品で世界の3割程度のシェアを持っていましたが、現在はその技術を応用したコンピュータ周辺機器のプレス部品を手がけ、特に東南アジアでは約5割を占めるとのことです。相川ハンガリーは1998年、ブダペスト市の南約70kmに位置するドナウイヴァーロシュ市に設立されました。同社では、ハンガリー及び周辺国の日系カーオーディオメーカー向けを中心に、主にカーオーディオ機器用プレス部品の量産、サブ組立、及びそのための金型製造を行っています。社内では、日系メーカーを支えるものづくりのノウハウを従業員に習得してもらうため、日本人幹部と従業員との意思疎通を円滑にするための工夫がこらされ、また随所に従業員の自発的なアイディアを生かした作業工程が見て取れました。(経済班:S.H.)

ページの先頭へ戻る

ソルノク市ティサパルティ高校の訪問

2010年3月2日

授業風景

3月1日(月)、ティサパルティ高校(首都から車で約2時間のところにあるソルノク市(人口約6万人)。生徒総数約550名。)を訪問し、日本紹介を目的とした広報を行ってきました。ソルノク市は、姉妹都市である山形県遊佐町との間で、合唱団や数多くの市民による相互訪問や、文化紹介事業の開催、中学校や高校同士での交流など、幅広い交流事業を盛んに行っている親日的な都市の一つです。

このような背景から、同校は日本・ハンガリー協力フォーラム日本語教育支援プログラムの助成を受けて日本語教育を2007年から開始し、今年で3年目(支援最終年)を迎えています。見学させていただいた日本語(初級)の授業には40名近くの生徒が参加し、皆が楽しそうに、かつ、真剣に学ぶ姿を見ることができました。また、その後行われた中級レベルの授業では、当館から贈った「カルタ」を使ってゲームなどを楽しんだと教えていただきました。日本語教育が両国の交流に大きく貢献するのは、生徒が言語の学習を通じてその背景にある文化なども共に学ぶためであることを、改めて感じることができました。(広報文化班:Y.S.)

ページの先頭へ戻る

警察空手全国大会の観戦

2010年3月2日

空手の決勝戦の様子
柴森師範、国家警察長官、警護隊司令官と会場内にて

2月25日、ハンガリー警察・共和国警護隊司令官よりの招待を受け、伊藤大使と共に警察空手全国大会を観戦しました。この司令官は、昨年5月の秋篠宮同妃両殿下のハンガリー御訪問時も当館がお世話になった当国要人警護の最高責任者です。

大会には全国の警察官が参集し、性別・体重別・年齢別に行われた空手の試合は気迫十分で、入賞者は警察音楽隊の演奏をバックに、国家警察長官からメダルと賞状が授与されました。入賞者が誇らしげな表情でお互いの健闘を称え合う姿は大変印象的であり、大会観戦は、警察官に必要な強靱な体力・精神力の鍛錬と士気の高揚を図るハンガリー政府の取組みを知る絶好の機会となりました。

会場では日本の方との嬉しい出会いもありました。ウィーン近郊在住の和道空手の柴森完道師範で、長年ハンガリー警察に空手を指導されており、大会でも多くの参加者に敬意を表されている様子が伺え、同じ日本人として誇らしく思えました。(警備班:C.S)

ページの先頭へ戻る

1125 Budeapest, Zalai u. 7. HUNGARY【案内図

電話(代表)+36-1-398-3100