1. ホーム
  2. 大使館案内
  3. 館員日誌
  4. 2009年10月

在ハンガリー日本大使館 館員日誌

平成22年(2010年) 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月

平成21年(2009年) 12月 | 11月 | 10月 | 9月


2009年周年記念日本学コンファレンス

2009年10月28日

日本の研究者も参加した会場の様子

10月28日(水)、ブダペスト市内のエトゥヴェシュ・ロラーンド大学(ELTE)で、2009年周年記念の日本学コンファレンスが開催され、開会式で挨拶した伊藤大使と共に出席しました。

この日本学コンファレンスは、3年に1度、大使館、ハンガリー・日本友好協会、ELTE等が協力して実施してきているものです。ハンガリーの日本研究が本格的に始まったのは、1989年の体制転換以降ですが、中・東欧諸国の中では、高い水準を維持しています。ハンガリーの日本学研究者が一同に会して研究成果を発表するこのコンファレンスは、今回で8回目を数え、会場では、「斉藤茂吉のハンガリーへの旅と数点の詩」、「政治と経済の中での日本とハンガリーの民族的親近性」、「ハンガリーにおけるジャパン・ポップス」等、様々なテーマでの発表が行われました。また、周年記念行事ということで、当地の商工会も開催経費を支援しました。(広報文化班:H.T)

ページの先頭へ戻る

講演会”Quo vadis Japán ?”

2009年10月21日

伊藤大使とパール人文学部長補
伊熊編集委員の講演風景

10月21日(水)、読売新聞伊熊幹雄編集委員をお招きして、講演会を開催しました。会場は、ハンガリーにおける日本語教育・日本学研究の中核拠点の一つである、エトゥヴェシュ・ロラーンド大学(通称ELTE)でした。

ELTEは、日本語教育・日本学研究の分野で長い歴史と伝統を有する名門校です。ELTEやカーロリ大学の日本学科は大変な人気で、入学はとても難しいのが現状ですが、その難関を突破した優秀な200名程の学生が日本語、文学、歴史などを学んでいます。講演会当日は、伊藤大使とともにELTE人文学部キャンパスを訪問し、パール人文学部長補や梅村日本学科准教授と談話する機会にも恵まれ、大学の現状や今後の展開についての意見交換が行われました。

講演会講師をしていただいた伊熊編集委員は、ワルシャワ、モスクワ、ロンドンなどでの駐在経験を持ち、1989年のハンガリー動乱など数多くの歴史的事件を現場から報道されてきました。今回の講演では、「日本の強さはなにか。それは今後どうなるか。 “Quo vadis Japán ?”」というテーマに沿い、ビジュアルな資料を用いた分かり易くユーモアにあふれる説明がなされ、130名を越す聴衆は時折笑いながらも真剣な表情で聴き入っていました。

ハンガリーはとても親日的な国ですが、日本の生の情報をタイミング良く入手する機会はなかなか無いのが実情です。今後とも講演会や様々な活動を通じて、日本の新鮮な情報を発信すべく努めて行きたいと考えています。(広報文化班:Y.S)

ページの先頭へ戻る

「日本ハンガリー交流年2009」共同記念切手発売記念式典

2009年10月16日

両国で発売された記念切手
日本ハンガリー交流年2009

10月16日(金)、ブダペストの切手博物館において、「日本ハンガリー交流年2009」共同記念切手の発売記念式典が開催され、伊藤大使、雨宮参事官と共に同式典へ出席してきました。

私は総務省から在ハンガリー大使館へ出向してきていることもあり、2009年を記念した切手の実現に向けて、同じく総務省出身の鍋倉前大使のもと、このプロジェクトを2年がかりで支援してきました。

切手発行に関する文化や習慣というものは、各国それぞれにあり、日本とハンガリーの郵便会社が同じテーマで一つの切手を作り上げるには様々な困難がありましたが、日本郵便事業会社、ハンガリー郵便会社と当館の3者が一つのチームとなることでそれらの問題を解決してきました。その苦労もあってか、この発売式典に出席し、切手を実際に目にしたときにはその美しさにとても感動しました。(広報文化班:Y.S)

ページの先頭へ戻る

カーロリ大学日本学科への訪問

2009年10月7日

カーロリ大学日本学科の先生方と
日本政府からの文化無償供与機材を使用している教室にて

10月7日(水)、伊藤大使と共に、カーロリ・ガーシュパール・カールビン派大学日本学科を訪問しました。

この大学は、エトゥベシュ・ロラーンド大学(ELTE)とともに日本学科を擁するハンガリーでの日本学の中核となっている機関で、日本語、日本文学、日本史、ハンガリーと日本との交流史、日本経済といった様々な日本に関しての専門教育や、生け花、書道、合唱といった日本に関係する課外活動も存在し、多くの学生が日本文化を楽しみながら学んでいます。大学自体も日本との交流が盛んで、大阪大学(2002年~)や大分大学(2007年~)といった日本の大学と交換留学協定を締結しています。またアカデミックな活動としても、2005年の日EU市民交流年で日本学カンファレンスを開催して以降、毎年同事業を開催しており、本年も11月25日に開催する予定です。

今回の訪問では、同大学日本学科の今後のあり方などに関する意見交換を行いました。大使館では、このように、ハンガリーでの日本語教育の推進に向けて、国際交流基金ブダペスト事務所とも協力しながら各機関を支援しています。(広報文化班:Y.S)

ページの先頭へ戻る

堺屋太一氏を招いてのレセプション

2009年10月6日

左より、ハンガリー国際問題研究所テレーニ所長、堺屋元長官、伊藤大使

10月6日(火)、「V4+日本」金融経済セミナーにおける講演のためハンガリーを訪れた堺屋太一元経済企画庁長官を公邸にお迎えして、レセプションを開催しました。ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキアの有識者や外交官に加え、当地日系企業の方にも何人かご出席いただきました。こうした機会に意見交換や情報収集、人脈形成を行うのも大使館の仕事の一つです。

さて、歴史小説も手がける堺屋元長官のお話は、金融危機からチンギスハーンに至るまで多岐に渡り、大変興味深いものばかり。参加された各国の方々の日本に対する理解を深めることが出来たと思います。(政務班:H.K)

ページの先頭へ戻る

ホームページに関するお問い合わせは在ハンガリー大使館広報文化班(culture@japanembassy.hu)までお寄せください。

1125 Budeapest, Zalai u. 7. HUNGARY【案内図

電話(代表)+36-1-398-3100