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在ハンガリー日本大使館 館員日誌

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平成21年(2009年) 12月 | 11月 | 10月 | 9月


ソニー・ハンガリーへの訪問

2010年2月24日

幹部職員の方と正面玄関にて

2月24日、ソニー・ハンガリー(正式社名:Sony Hungária Kft., GDL、従業員数:約730名)を訪問しました。ソニー・ハンガリーは、ブダペスト市から北東に約30km、オーストリア・ハンガリー二重帝国時代にエリザベート皇后が好んで滞在した夏の宮殿があることで有名なグドゥルー市にて1997年に操業を開始しました。

ソニー・ハンガリーでは、ソニーのヨーロッパ向け製品のうち、一般消費者向けのAV機器、主にブルーレイディスクプレーヤーとDVDレコーダーを製造しています。現在、同社はブルーレイディスクプレーヤーのヨーロッパにおけるシェア第1位。最新モデルのデモンストレーションでは、ブルーレイならではの緻密な映像やインターネットから再生した美しい動画を拝見しました。製造工場では、様々な改善活動が行われた結果、製造ラインが短縮され効率化しており、従業員の作業の様子もスピーディーで無駄がなく、従業員のモチベーションの高さが覗えました。(経済班:N.A.)

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ヴァーツ市ゲーザ・キラーイ経済高校の訪問

2010年2月23日

授業風景

2月22日(月)、ゲーザ・キラーイ経済高校(首都から車で約1時間のところにあるヴァーツ市(人口約4万人)。生徒総数約500名。)を訪問し、日本紹介を目的とした広報を行ってきました。同校も日本・ハンガリー協力フォーラムからの助成を得て日本語の授業を行っていますが、元は青年海外協力隊(JOCV)日本語教育隊員が1994年から2007年まで活躍していた学校です。現在は、同校でJOCVの先生から日本語を学び、その後カーロリ大学日本学科を卒業したドライコー先生が母校へ先生として教鞭をふるっています。

校長先生からは、JOCV撤退後も日本語教育を継続させるためにはフォーラムからの支援が欠かせなかったが、支援終了後も日本語教育を継続していくべく市と協議を行っているところであるとのお話しを伺うことができました。講義の後に見学させていただいた授業では、生徒達がとても楽しそうに日本語を勉強する姿があり、先生の教育にかける情熱を感じることができました。(広報文化班:Y.S.)

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ティサケチケ市カールビン派初等・中等教育学校の訪問

2010年2月23日

授業風景

2月19日(金)、アールタラーノシュ初等・中等教育学校(首都から車で約2時間のところにあるティサケチケ市(人口約1万人)。生徒総数約400名。)を訪問し、日本紹介を目的とした広報を行ってきました。同校は、2007年より国際交流基金が実施する日本・ハンガリー協力フォーラム日本語教育支援プログラムの助成を受けて日本語教育を開始し、今年で3年目(支援最終年)を迎えています。

校長先生からは、長野オリンピックの際に始まった長野市内中学校との交流をきっかけに日本語教育に対して強い関心を持ったことや、支援終了後も日本語教育を継続するべく努力したいとのお話しがありました。また、私から日本文化や日本への留学に関する講義を校内で行ったところ、30名を越す生徒が参加し、中には「いつか日本へ留学したい」と話す学生もいるなど、日本に対する関心度の高さを感じました。

広報文化班では、このような教育機関の訪問を広報活動の一環として実施しています。本事業に関心をお持ちの学校がありましたら、お気軽に当班までご連絡ください。(広報文化班:Y.S.)

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ハンガリー国立バレエ団の浅井さん応援

2010年2月23日

国立オペラ座全景
浅井さんと大使館応援団

ハンガリーのバレエは、200年以上の歴史を有しています。そして、ハンガリー国立バレエ団は、1884年に国立オペラ座がオープンして以来、この華麗なネオ・ルネッサンス様式の建物を本拠地として毎年多くのバレエ公演を開催しています。そして、この伝統あるバレエ団で活躍している日本人バレリーナがいます。

週末の21日(日)、私は伊藤大使夫人と館員及びその家族と誘い合って、同バレエ団の公演「ラ・バヤデール」を観に行きました。同バレエ団には、唯一の日本人バレリーナ浅井友香さんが所属しており、今公演では第2幕、3幕に出演されました。浅井さんは、奥行きが世界で最も深いとも言われるこのオペラ座の舞台で、軽快で生き生きした素晴らしい踊りを披露してくれました。

公演後、お話しを伺う機会がありました。高校2年生時から単身でロシアのサンクトペテルブルグにバレエ留学し、2年後の一昨年夏にハンガリー国立バレエ団のオーディションに合格されたとのこと。食生活のこと、言葉のこと、容姿のこと、バレエ技術のこと、それらの問題を克服していくために常に最大限の努力をしているご様子でした。好きで選んだバレエの道を常に前向きに歩んでいる浅井さんの姿が大変眩しく感じられました。(次席:Y.A.)

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アメリカン・インターナショナル・スクール・オブ・ブダペスト訪問

2010年2月17日

学校全景
発表を終えた生徒達と(前列中央右が私)

日本大使館から車で20分ほどの郊外にアメリカン・インターナショナル・スクール・オブ・ブダペストがあります。同校は、1973年に創立されたアメリカの教授方式によるインターナショナルスクール(12年生まで)で、授業は英語によって行われています。設立当初は米国大使館など米国政府の職員の子女教育のための学校でしたが、その後規模は急速に拡大し、現在では米国人だけでなく、外国企業駐在員、外交官、地元ハンガリー人家庭などの55カ国の国籍を有する約800人の子女が学んでいます。2005年にブダペスト日本人学校が開校するまでは、多くの日本人生徒が学んでいましたが、現在は10名の日本人生徒が学んでいます。

2月16日、同校の8年生(日本の中学2年生に相当)による「国際平和デー」に係る勉強の成果の発表会があり、中学校長からの招待を受け私が出席しました。発表会は地域毎に4グループに分かれ、私が出席したグループでは、日本(1名)、中国(5名)、韓国(8名)、グルジア(1名)の生徒からそれぞれが考える平和について立派なスピーチがあり、出席した私と中国大使館の参事官とがそれぞれ講評を行いました。(次席:Y.A.)

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武蔵ハンガリーへの訪問

2010年2月17日

日本人幹部の方と正面玄関にて

2月16日、武蔵ハンガリー(正式社名:Musashi Hungary Manufacturing Ltd.、従業員数:約260名)を訪問しました。

親会社の武蔵精密工業(本社:愛知県豊橋市)は、主にホンダ向けにエンジン部品、ミッション部品、足回り部品等を製造している会社で、武蔵ハンガリーは2000年、ブダペスト市から南西約35kmのエルチ市に設立されました。武蔵ハンガリーはホンダのみならず、欧州の主要自動車メーカーに対してボールジョイント(サスペンション部品で、足回りの関節の役目をする部品)やカムシャフト(エンジン部品の一つで、吸排気バルブの開閉を行うカムを備えたシャフト(軸))などの製品を提供しています。昨年には、英国工場の機能がハンガリーに移管されたため、同社は武蔵精密工業の欧州で唯一の製造拠点です。広大な敷地に設けられた製造現場では、多様な顧客ニーズに応えながら、高い精度や耐久性が要求される製品の品質を維持するという同社の方針の下、作業に取り組むハンガリー人従業員の真剣な姿勢が伺えました。(経済班:S.H.)

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第3回ハンガリー元留学生会総会の開催

2010年2月16日

2010年に日本へ留学する予定の学生達

2月13日、大使館多目的ホールにおいて、第3回ハンガリー元留学生会総会が開催されました(ホットトピック)。

当館は、国費留学生(詳細)として、毎年100名以上の応募者から筆記試験や面接試験を通じて20名程度の優秀な方々を選抜し、外務省を通じて日本の文部科学省へ推薦していますが、ハンガリー全国から集まるいずれ劣らぬ優秀な候補者の中から少数精鋭を選ぶのは大変難しい作業で、外部有識者の方々のご協力を得ながら公平公正に実施されるようにしています。

今回の総会では難関をパスし、間もなく渡日する留学生10名(それぞれの専攻分野は、経済学、社会学、電気自動車工学、バイオ工学、コンピュータ工学、日本建築(宮大工)など、バリエーションに富んでいます)が、緊張した面持ちで先輩達の前で自己紹介をしました。留学制度は二国間の人的交流を支える重要なものであり、今後とも優秀な留学生の発掘や元留学生のフォローアップに力を入れていきたいと思います。(広報文化班:Y.S.)

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ブリヂストンへの訪問

2010年2月12日

日本人幹部の方々と正面玄関にて

2月10日、ブリヂストン(正式社名:Bridgestone Tatabánya Manufacturing Ltd.、従業員数:約380名)を訪問しました。

ブリヂストンは、タイヤで世界首位の会社で、本日訪問したハンガリー工場は、首都ブダペストの西70Kmのタタバーニャ市近郊に位置し、2008年1月より乗用車用タイヤの工場として生産を開始しています。革新的なタイヤ生産システム「BIRD」(Bridgestone Innovative & Rational Development)が日本国外ではメキシコのモントレー工場に次ぎ2番目、ヨーロッパでは初めて導入された最新工場で、生産現場では、部材工程から製品検査工程まで完全自動化されており、熟練した従業員が非常に効率化された生産システムのもとで大変熱心に働いている姿が印象的でした。(経済班:H.K.)

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エクセディ・ダイナックスへの訪問

2010年2月12日

日本人幹部の方と正面玄関にて

2月10日、エクセディ・ダイナックス・ヨーロッパ(正式社名:EXEDY DYNAX Europe Ltd.)を訪問しました。

エクセディ・グループは、主にマニュアルクラッチやトルクコンバータ(自動変速装置用製品)等を製造する会社で、特に日本ではマニュアルクラッチや大型トラック・バス向けの製品でトップ、世界ではマニュアルクラッチで4位のシェアを有しています。エクセディ・ダイナックス・ヨーロッパは1993年、ブダペスト市から西約60kmのタタバーニャ市に設立されました。他の地域に比べてマニュアル車の多いヨーロッパにあって、同社はエクセディ・グループの欧州唯一の製造拠点としてマニュアルクラッチ関連製品等の製造を担っており、特にマジャールスズキ社のガソリン車を中心に同社製品が使われています。2008年秋より移転した清潔な新工場には、エクセディ・グループのFocus on Basics(基本[原点]に戻ろう)の経営理念を従業員に浸透させるため、従業員の自主的な改善意欲を伸ばす工夫が凝らされていました。(経済班:S.H.)

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1125 Budeapest, Zalai u. 7. HUNGARY【案内図

電話(代表)+36-1-398-3100