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在ハンガリー日本大使館 館員日誌

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平成21年(2009年) 12月 | 11月 | 10月 | 9月


第4回ハンガリー元留学生会総会

2011年2月28日

自己紹介を行う新規留学生

 2月26日、大使館多目的ホールにて、第4回ハンガリー元留学生会総会が開催されました(ホットトピック)。

 日本政府が実施している国費留学制度は、日本への留学を目指す学生にとって最も人気が高く、試験も最難関となっています。この日の総会では、元留学生のほか、教育機関や日系企業の方々をゲストに迎え、毎回恒例となっている新規留学生の自己紹介が行われました。昨年(館員日誌)に続き、今年の新規留学生の専攻分野も、心臓内科、国際安全保障・外交政策、ジャーナリズム、美術史(浮世絵)、服飾文化、日本語など多岐にわたっています。いずれの学生も、ほぼ満点に近い成績で試験を突破したまさに少数精鋭であり、彼らにとって日本への留学が実り多いものとなるよう祈りたいと思います。(広報文化班:S.S.)

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AEMSSへの訪問

2011年2月24日

幹部社員の方と工場の金型製作用制御機械の前で

 2月24日、AEMSS(正式社名:AEMSS Manufacturing Ltd.)を訪問しました。同社は、2008年、エステルゴム市(ブダペストの北西約50km)に設立された自動車部品製造用の金型メンテナンスを主に行う会社です。

 日本の金型技術は世界最高水準と呼ばれており、様々な製品に使われる部品の多くは金型を用いて製作されています。特に、自動車の部品は、単に安全性、耐久性が求められるだけでなく、自動車は嗜好品でもあることから、外観ボディ等、人目に触れる部品は見栄えも重要視されます。従って、その部品を製造するために使用される金型の製作には職人の高い技術が要求されます。また、自動車1車種は金型を用いて製作する数百の部品から構成され、1部品を製作するには4工程程度の作業、つまり約4個の金型が必要となることから、1車種全体では1000個を越える金型が必要となるそうです。工場内では、日本人の熟練した職人の方の指導のもと、ハンガリー人技術者が熱心に金型技術を習得しようとする姿が非常に印象的でした。(経済班:H.K.)

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三桜工業への訪問

2011年2月24日

日本人幹部の方と正面玄関にて

 2月24日、三桜工業ハンガリー(正式社名:Sanoh Magyar Ipari Kft.、従業員数:約50名)を訪問しました。

 親会社の三桜工業は、自動車・輸送機用配管部品、冷蔵庫用熱交換器を中核製品として製造販売を行う会社で、現在では世界20カ国に48拠点を有しています。三桜工業ハンガリーは、その最も新しい海外拠点として、2006年、ブダペスト北西約50kmのエステルゴム市に設立されました。自動車の内部には様々な種類のパイプが張り巡らされていますが、三桜工業ハンガリーでは、そのうち鉄製のブレーキチューブ・燃料チューブなどの加工・組み立てを行っており、長いものでは4mを超えるものもあるとのことです。同社の工場において中心となる工程はチューブの曲げ加工で、整理整頓の行き届いた工場内では工作機械により着々と加工が行われていたほか、その傍らでは従業員の方が手際よく製品検査等の作業を処理していました。(経済班:S.H.)

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ザラエゲルセグ市での友好協会発足準備会合

2011年2月16日

友好協会ザラエゲルセグ支部長就任予定のペーンテク・イムレ氏。隣は,ギュタイ市長。

 2月11日、ブダペストから南西へ約220km,オーストリア,スロヴェニアとの国境近くのザラエゲルセグ市で近々発足することが決まったハンガリー・日本友好協会ザラエゲルセグ支部の発足準備会合,及び来年日本で上演される予定の地元人形劇団の公演に招かれ参加してきました。

 準備会合には,名誉会長に就任予定のギュタイ・ザラエゲルセグ市長も出席され,支部設立後の日本との交流の進め方について意見交換しました。

 その後,市内のヘヴェシ・シャーンドル劇場で,地元のグリフ人形劇団による人形劇「ヤーノシュ・ヴィテーズ(勇敢なヤーノシュ)」(ハンガリーの国民的詩人ペトゥーフィの同名の作品を基に創作)を鑑賞しました。この人形劇の日本語版が,来年7月に富山での演劇フェスティバル等で上演される予定です。

 ブダペストから遠く離れた地方都市で,こうしてまた日本との文化交流の芽が育ってきていることを大変うれしく感じました。(広報文化班:K.Y)

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アフガニスタンにおける日本とハンガリーの協力

2011年2月4日

握手をするホーヴァーリ次官補と雨宮臨時代理大使

 2月3日、ハンガリーのNGOである「ハンガリー国際教会援助機構(Hungarian Interchurch Aid:HIA)」がアフガニスタン・バグラン県で建設していた職業訓練学校及び学生寮の完成を記念して、ブダペスト市内で記者会見が行われ、雨宮臨時代理大使と共に出席しました。このプロジェクトは、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」案件として、日本政府が803,000米ドルを支援し、実施されたものです。

 記者会見には、レヘルHIA代表のほか、ハンガリー外務省からホーヴァーリ外務次官補、国際協力局長ほかが出席しました。出席者からは、日本政府の支援に対する謝意とともに、日本とハンガリーとが、直接の二国間関係だけでなく第三国のアフガニスタンでも良好な協力関係にある点を評価する発言がありました。熱心に意見交換を行う関係者の姿を見て、戦後各国からの援助により立ち直った日本がアジアの途上国を中心に開発援助を行ったように、1989年の体制転換以降に諸外国から大きな支援を受けたハンガリーが、今度は自分達がアフガニスタンを支援するのだという強い意思を感じました。(政務班:M.Y)

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1125 Budapest, Zalai u. 7. HUNGARY【案内図

電話(代表)+36-1-398-3100