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在ハンガリー日本大使館 館員日誌

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アステラス製薬ハンガリー設立5周年記念式典

2010年8月25日

記念式典の様子

8月25日、アステラス製薬ハンガリーの設立5周年記念式典に伊藤大使と共に出席しました。アステラス製薬は、5年前に、山之内製薬と藤沢薬品工業が合併してできた日本国内2位の製薬会社です。同社は欧州市場に20の販売拠点を有しており、アステラス製薬ハンガリーもその一つとして、5年前に設立されました。ハンガリーは医療分野を含め基礎研究では高い評価を受けています。また、中・東欧諸国の一人当たりの医療関連支出は西側諸国に比べ低いことから、医薬品市場は今後一層の成長が期待できます。アステラス製薬ハンガリーは優れた経営陣の下、当地での業務を順調に拡大してきており、ハンガリーの医療技術向上に更なる貢献が期待されます。(経済班:H.K.)

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ペーチ市の「世界俳句フェスティバル」

2010年8月16日

フェスティバル会場にて,左から、大使夫人、俳人・鎌倉佐弓さん,ヴィハル・ユディットさん,伊藤大使、夏石番矢会長,安田書記官(広報文化班)

8月7日、ハンガリー南部のペーチ市で行われた「世界俳句フェスティバル」に大使夫妻と共に参加しました。ペーチ市は今年,「欧州文化首都」に指定されており,1年を通して欧州はじめ世界各国の文化イベントが数多く開催されています(館員日誌)。この俳句フェスティバルもそのうちの一つで,ハンガリー・日本友好協会の会長で,ブダペストの大学の日本語学科で俳句や文学翻訳を教えているヴィハル・ユディットさんが中心となって企画されました。ペーチ大学のゲストハウスを会場に開催されたこのイベントには,ハンガリーとその周辺の国を中心に10ヶ国以上から約40人の俳人たちが集まり,日本からは,世界俳句協会の夏石番矢会長が参加し,俳句についての講演を行いました。また,記念式典では,ペーチ市選出でハンガリー・日本友好議員連盟メンバーのホッパール国会議員が伊藤大使と共に挨拶されたほか,日本からペーチを訪れていた少女合唱団Magnificatが日本の民謡や数え歌などを披露し,会場に集まった人たちから盛んに拍手が送られていました。(広報文化班:K.Y)

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広島・長崎原爆投下平和記念行事への出席

2010年8月6日

協会会員の前でスピーチ
平和を祈って花輪をドナウ川に流そうとする小さな子供達

8月6日,私は,NGOのハンガリー平和協会が主催する平和記念イベントに招待され,政務班のM.Y書記官と出席しました。このイベントは,同協会が,広島に原子爆弾が投下された8月6日に,広島と長崎の原子爆弾の犠牲者を哀悼し,世界平和を祈念するために毎年開催しているものです。

私は,当日シュミット新大統領就任式に出席した伊藤大使に代わって,今年の広島における平和記念式典に,国連事務総長やアメリカの駐日大使等主要核保有国の代表が初めて参列したこと等を紹介しつつ,日本は核兵器による攻撃を受けた唯一の核被爆国として核廃絶に向けて取り組んでいるとの趣旨のスピーチを行いました。

ハンガリー平和協会による平和祈念イベントの歴史は長いようですが,ここ10年は,ブダペストを流れるドナウ川の船中で行われているそうです。今回初めて日本大使館員が出席したことを,クテレシュ会長等主催者側は大変喜んでくれました。ボートには,年配の方から小さな子供まで200人ほどが出席し,平和を願う歌の合唱や,詩の朗読,スピーチ等があったほか,鶴の折り紙の展示や,子供達が平和を願う花輪をドナウ川に流すなどのプログラムがありました。第二次世界大戦の末期,このドナウ川を挟んで行われた独ソ両軍の激戦で多くのブダペスト市民が被災しました。小さな子供達が流した花輪がドナウ川をゆったりと流れていく様子をみながら,私は,現在この国にある平和がドナウ川の流れのように末永く続くことを祈りました。(次席:Y.A.)

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武蔵塗料への訪問

2010年8月3日

日本人幹部の方と正門前にて

8月3日、ハンガリー武蔵塗料(正式社名:Hungary Musashi Paint Kft.、従業員数:約30名)を訪問しました。

親会社の武蔵塗料は、家電、AV・OA機器、携帯電話、パソコン、車載用機器などに使用される合成樹脂塗料の製造販売会社です。日本の大部分の携帯電話には同社製の塗料が使用されています。ハンガリー武蔵塗料は2006年、ブダペストの西約75km に位置するオロスラーニ市に設立された、ヨーロッパ唯一の製造拠点です。同社では新しい塗料の研究開発にも力を入れています。特に、欧州の厳しい環境規制に沿って、溶剤系塗料に比べて塗装時に有害な揮発性有機化合物(VOC)の出にくい水性塗料の開発・生産を行っており、ハンガリーで開発された水性塗料の技術は、今後アジア市場でも展開していきたいとのお話を伺いました。顧客ニーズに合った製品開発のために様々な機器が備えられた社内の研究室では、担当の従業員が新製品について真剣に議論していたほか、揮発性の溶剤も扱う製造現場では、従業員の安全や衛生への配慮が行き届いた作業環境がつくられていました。(経済班:S.H.)

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1125 Budapest, Zalai u. 7. HUNGARY【案内図

電話(代表)+36-1-398-3100