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在ハンガリー日本大使館 館員日誌

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平成21年(2009年) 12月 | 11月 | 10月 | 9月


キシュクンハラシュでの「日本の着物・刺繍展」

2010年4月28日

いけばなデモンストレーションをする草月流師範の香山純子さ ん
大人気のお寿司

4月23日,世界的にも有名なハラシュ・レースの町キシュクンハラシュにあるレース博物館で開催された「日本の着物・刺繍展」(当館共催事業,5月8日まで)の開会式に出席しました。ブダペストの南約150キロに位置するこの博物館には,昨年5月秋篠宮両殿下も訪問されています。この着物展は,ハラシュ・レースの本拠地となっているレース博物館で毎年開催されている「国際レース展」との同時企画として今年特別に開催されたもので,ホップ・フェレンツ東洋美術館所蔵の日本の古い着物の生地,日本刺繍のコレクションや,実際の日本の着物が展示されています。

開会式では伊藤大使がハンガリー語で挨拶を行い,その後行われたレセプションでは,招待されたキシュクンハラシュの人たちが,公邸料理人が準備した太巻き寿司と日本酒を興味津々,かつ美味しそうに味わっていました。

翌日の24日には,ブダペスト在住のいけばな師範によるデモンストレーションが行われました。熱心に見学していた地元の人たちはいけばなに大変興味を示し,活発な質問がなされました。(広報文化班:K.Y.)

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『浮世絵』出版会と常設展の開始

2010年4月27日

浮世絵を背景に,梅村ELTE日本語学科准教授,美術館関係者,伊藤大使

24日,ラート・ジュルジ美術館において『浮世絵~ヴァイ・ペーテル伯爵の版画コレクションより~』の出版会が開催され,伊藤大使とともに同美術館を訪問しました。この書籍は,昨年の日・ハンガリー交流年の周年行事として昨年12月から本年2月にかけて同美術館で開催された「浮世絵と日・ハ交流関係図書展」(館員日誌)を記念して,国際交流基金と日本人会商工部会の資金協力を得て,ELTE日本語学科が中心となり編纂されたものです。ヴァイ伯爵は,20世紀初めにカトリックの伝道師として東洋を廻りながら2500点に及ぶ日本の浮世絵を収集しました。また,「浮世絵と日・ハ交流関係図書展」をきっかけに,浮世絵の常設展が同美術館で開始され,ハンガリーの方々が常時浮世絵を鑑賞できるようになりました。100年以上前に海を越えてハンガリーまで運ばれ,現在でも鮮やかな色合いを残した浮世絵を見て,歴史の荒波の中でコレクションを守ってきたハンガリーの方々の情熱と温かさに感動しました。(儀典班:M.Y.)

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国際図書展と俳句ワークショップ

2010年4月27日

俳句ワークショップの様子

4月24日,22-25日にかけて開催された第17回ブダペスト国際図書展を伊藤大使とともに訪問しました。大勢の人々で溢れかえった会場には,国際交流基金ブダペスト日本文化センターによって日本書籍コーナーも設けられ,村上春樹氏など人気作家の小説から料理の本に至るまで様々な日本の書籍が紹介されていました。

 会場内では,ヴィハル・ユディット・ハンガリー・日本友好協会会長による俳句ワークショップも催されました。ヴィハル会長が古事記や万葉集に遡る日本の「うた」の歴史を紹介しながら俳句について説明した後,参加者は実際に俳句作りに挑戦していました。松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」の6パターンのハンガリー語訳も紹介され,どの訳が気に入ったか参加者からアンケートをとる場面も見られました。「古池や・・・」の俳句はあまりにも有名ですが,ハンガリー語の訳が6パターンもあること自体に驚き,ここハンガリーでの俳句の人気ぶりに目を見張るばかりでした。(儀典班:M.Y.)

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SEWS-AWHへの訪問

2010年4月22日

日本人幹部の方と正面玄関にて

4月20日、SEWS-AWH(正式社名:SEWS (Sumitomo Electric Wiring Systems) - Automotive Wire Hungary Ltd.、従業員数:約90名)を訪問しました。

親会社は住友電工と住友電装で、前者は電線・ケーブル製造で世界のトップ、後者は自動車用ワイヤーハーネス(電子部品や電装品を接続する多くの電線を束ねたもの)で世界トップクラスのシェアを占めています。SEWS-AWHは、2003年、ブダペストの西方約80kmのキシュベール市に設立されました。同社では現在、ハンガリー国内だけでなくポーランド、ルーマニア、スロヴァキア等、周辺国にある住友グループ企業向けに、ワイヤーハーネスに使われる自動車用電線を生産しています。通常隠れて見えませんが、自動車の車体のあちこちに張り巡らされている電線は、車一台につき多いもので3000本、1本にして繋ぐと総延長約2000メートルに及ぶとのことです。製造現場では、原料となる太さ8ミリメートルの銅線が引き伸ばされ、撚り合わされ、絶縁体のコーティングを経て検査を受けるまでの工程を拝見しました。従業員の方々は、真剣な面持ちで作業に取り組んでいました。(経済班:S.H.)

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パンノニア大学ヴェスプレーム校における日本紹介

2010年4月22日

講演の様子
公開日本語講座の様子

4月20日(火)、パンノニア大学ヴェスプレーム校を訪問し、「日本の日」において日本紹介を目的とした広報を行ってきました。同校では現在、日本文化発信プログラム(JCAT)日本語教師が在籍し、日本語教育を中心とした各種活動を展開しています。

ヴェスプレーム県は岐阜県との姉妹都市交流が盛んなことから、伝統的に親日的な都市で、「日本の日」にはJCATボランティアによる公開日本語講座や私の講演を聴きに予想を超える80名もの参加者が集まり、立ち見が出るほどでした。

日本語講座では日本語の早口言葉や基本的な挨拶を参加者全員で楽しみながら学ぶなど、工夫がなされたもので、皆真剣な表情で取り組んでいました。また「最近の日本事情」と題した私の講演では、日本の一般事情から最近の経済、文化、科学技術、観光といった幅広いテーマを簡単に紹介した後、日本への留学に関する情報も提供しました。講演後には数多くの質問が寄せられるとともに、より日本に興味が沸いてきたといったコメントもいただきました。

これまでに多くの学校から依頼をいただき、同様な広報活動を展開してきましたが、いずれの学校においても温かく迎えていただいただけでなく、近く離任する私のハンガリーで最後の講演を真剣に聴いていただき、感謝の気持ちで一杯です。帰国後も日本とハンガリーとの交流に少しでも貢献できるよう、努力していきたいと思います。(広報文化班:Y.S.)

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ブダペスト商科大学での日本紹介

2010年4月16日

聴講者の様子

4月15日(木)、ブダペスト商科大学を訪問し、日本紹介を目的とした広報を行ってきました。

同校は1984年から日本語教育が開始され、今も多くの学生が日本語を勉強しています。現在、日本文化発信プログラム(JCAT)日本語教師が在籍し、日本語教育を中心とした各種活動を展開しています。また、私が訪問した日には、「日本の日」が開催されており、私の広報活動もプログラムの一つとして行われました。講演には日本に関心を持つ多くの学生等約70名が参加してくれました。日本の日では、学生による研究発表、巻きずし、アニメ、書道、折り紙、浴衣試着などの多様なワークショップが展開され、とても盛り上がりました。(広報文化班:Y.S.)

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欧州剣道選手権への訪問

2010年4月14日

3位となったポーランド男子チームに表彰状を渡す伊藤大使

4月10日、デブレツェン市で開催された第23回欧州剣道選手権大会に表彰式で挨拶した伊藤大使とともに出席してきました。9日から11日までの3日間行われたこの大会には、ヨーロッパを中心とする37ヶ国から600人以上もの選手・関係者が集まり、来賓としてはるばる日本からも全日本剣道連盟を代表して3名の高段者の方々が出席され、模範演技を披露されました。

私たちの訪れた10日には男子団体戦が行われ、ハンガリーチームは、優勝したフランスチームに準々決勝で惜しくも1本差で敗れましたが、欧州剣道のレベルの高さを示す白熱した試合でした。

また、今回、剣道選手権の並行企画として、同じ会場で一般の方々に日本の文化を紹介する「日本文化の日」がJ-CATも参加して開催され、私たちも、和太鼓グループのパフォーマンスや、茶道デモンストレーション、着物着付け体験などを見学することができました。(広報文化班:K.Y.)

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ブダペスト日本人学校の入学式

2010年4月14日

日本人学校入学式の様子

4月9日、ブダペスト日本人学校の入学式に伊藤大使と共に出席しました。朝から清々しい晴天に恵まれ、ブダの丘では小鳥が囀り、新1年生の新しい人生の門出を祝ってくれているようでした。

今年度の新入生は、小学部15名、中学部8名の計23名です。式場に入場する前に、私達来賓にも元気よく挨拶してくれた小学部の1年生は、これから始まる学校生活を楽しみにしている様子が顔一杯に溢れていました。一方、中学部の新入生は皆、先月同校小学部を卒業したばかり。中学生としての実感はまだないかも知れませんが、皆自信に満ちた顔つきをしていたのは印象的でした。

私はこの学校を初めて訪れましたが、校舎に入った瞬間に子供達の明るい将来を感じました。私の息子も日本で新中学1年生です。ここの子供達のような明るい笑顔で新生活をスタートできたかふと気になりました。(領事班:K.S)

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ミシュコルツ市ディオシュジューリ高校の訪問

2010年4月7日

日本語授業の風景

3月30日(火)、首都から車で約2時間半のところにあるミシュコルツ市(人口約17万人)のディオシュジューリ高校を訪問し、日本紹介を目的とした広報を行ってきました。

同校には日本文化発信プログラム日本語教師が在籍し、日本語教育を中心とした各種活動を展開しています。私が訪問した1週間前には同校で「日本の日」が開催され、多くの学生が日本文化に触れたばかりのタイミングということもあり、私が日本に関する講義を行った際には、この6月に同校を卒業する生徒達100名超が参加してくれました。また、日本語を受講する学生達との懇談を持つ機会にも恵まれ、「通訳になりたい」「科学者になりたい」という将来の夢や、その夢を実現するために日本語を勉強したいという話しを聞くことができました。(広報文化班:Y.S.)

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1125 Budeapest, Zalai u. 7. HUNGARY【案内図

電話(代表)+36-1-398-3100