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在ハンガリー日本大使館 館員日誌

平成22年(2010年) 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月

平成21年(2009年) 12月 | 11月 | 10月 | 9月


ペーチで開催された国際青少年音楽祭

2010年6月2日

フィナーレでは4ヶ国の合唱団メンバー全員が仲良く並んで「上を向いて歩こう」を合唱。日本から参加したのは、「まつやまキッズ合唱団」(鹿児島県志布志市)と「所沢フィーニュ少年少女合唱団」(埼玉県)。

5月31日、ペーチ市(ブダペストから南南西に約210km)で開催された「国際青少年音楽祭」に伊藤大使と共に参加しました。ペーチ市は、今年「欧州文化首都」に選ばれ、一年を通じて様々な国際的文化行事が行われています。この青少年音楽祭は、日本と欧州との芸術文化活動を支援する「EU・ジャパンフェスト日本委員会」が欧州文化首都で毎年開催しているもので、今回は、日本から参加した2つの合唱団に加えて、ハンガリー、アイルランド、スロベニアの3ヶ国の合唱団も共演し、各国の代表曲を披露することで観客を楽しませると同時に、国境を越えた素晴らしい文化交流が実現できました。

音楽祭に先立ち、伊藤大使は、岩沙弘道・日本委員会実行委員長(経団連副会長、三井不動産社長)と同委員会の活動や日・ハンガリー経済関係について意見交換した他、ハンガリー・日本友好議員連盟の名誉会長でペーチ市出身のシリ前国会議長、パーヴァ・ペーチ市長を表敬訪問して、文化交流を中心とした日・ハンガリー関係の強化について話し合いました。(経済班:H.K.)

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ブダペスト市民公園での「世界子供の日」

2010年6月2日

自分の名前「ラースロー」を書き上げ微笑まれるショーヨム大統領
日本テントのワークショップを手伝ってくれたハンガリー人の日本語専攻学生,及びJ-CATボランティアと大統領を囲んで。

5月30日,「世界子供の日」を祝ってブダペストの市民公園・野外広場で行われた各国紹介のワークショップに日本大使館も参加しました。国際児童救済団が主催して毎年この時期に開催されるこのワークショップには,日本大使館はこれまで10年以上参加してきています。

当日は,日本を含む16ヶ国のテントが並び,日本テントでは,子供たちに,習字,折り紙,ゆかた着付け,塗り絵,日本の伝統おもちゃなどを体験してもらいました。午後には,ハンガリー人の子供・青年たちによる合気道と空手のデモンストレーションも行いました。

日本のテントは例年大人気で,地元のドナウTVも生中継で日本テントの様子と大使のインタビューを放映し,お昼近くにはショーヨム大統領が日本のテントを訪問されました。昨年12月に日本を訪問されて日本文化に関心を高められた大統領は,私やボランティアの説明に熱心に耳を傾けられ,お手本を見ながら墨で書く習字にもチェレンジされました。

このワークショップで紹介できたことは日本の文化のほんの一端ではありましたが,こころから楽しんでいた子供たちの笑顔が強く印象に残り,協力して頂いた日・ハンガリーのボランティアの方々に感謝したいと思います。(広報文化班:K.Y.)

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キッシュ・シャーンドル氏への叙勲伝達式

2010年5月31日

伝達式を終えて
伝達式に参加した大使館員と記念撮影

5月26日、大使公邸にて、平成22年春の外国人叙勲でハンガリーから唯一選ばれたキッシュ・シャーンドル・ハンガリー・日本経済クラブ会長に対する勲章の伝達式を行いました。式には、キッシュ氏の友人、ご家族、プレス関係者、館員等が出席してキッシュ氏の叙勲を祝福しました。(ホット・トピック

キッシュ氏は、商務担当のアタッシェ及び参事官として、’83年から東京のハンガリー大使館に通算10年勤務され、’04年からはハンガリー・日本経済クラブ会長として、両国関係の強化に尽力されてきました。大相撲の千秋楽に優勝力士に対して、ハンガリー製のヘレンド磁器の友好杯が授与されますが、それを実現したのが大使館時代のキッシュ氏であり、また昨年の日・ハンガリー交流年では、エリザベート橋点灯式(館員日誌)に合わせて、中学生による日本に関するクイズ大会を主催するなど、キッシュ氏はなかなかのアイディア・マンです。

また、伝達式に参列されたキッシュ夫人は、ハンガリー日本語教師会の幹部として、日本語教育に携わっておられ、娘さんのレーカさんは日・ハンガリー語通訳の第一人者として、昨年12月のショーヨム大統領の訪日に同行されるなど、ご家族も日本との関係で活躍しておられます。

キッシュ氏の長年の貢献に対する日本政府からの感謝の意を表する叙勲伝達式を主催することが出来て大変光栄に思いました。(T.I.館長)

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ベーケーシュ県 知識センター・ライブラリーへの訪問

2010年5月27日

三菱電機製・空調設備の視察。中央がドモコシュ議員

5月21日(金)、ラースロー・ドモコシュ・ハンガリー日本友好議員連盟副会長(ベーケーシュ県議会議長、本年4月の選挙で国会議員4選)の招待を受け、伊藤大使とともに、県都・ベーケーシュチャバ(ブダペストの南東約180km)にある県立図書館(「知識センター・ライブラリー」)の改築・竣工式に出席しました。

ドモコシュ副会長は、改築の主目的である日本企業製の最新の空調設備の素晴らしさを県民に広く知らせたいとして、この竣工式を主催し、ヒートポンプ技術を利用したこの空調設備(三菱電機製)により、地域のエネルギー効率が上がり、改築前には夏期の一定期間利用できなかった図書館が一年を通じて快適に利用できるようになった旨述べていました。こうした日本の技術がハンガリーの地方で役立っていることを知り、日本人として誇らしく思いました。(経済班:S.H.)

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日本をテーマにしたハンガリー人画家の展覧会

2010年5月19日

一番左がポルガール・マリアンネさん,右から二人目が展覧会主催者であるパトルバーニ・ハンガリー人世界連盟会長
相撲の力士を題材にした作品も

5月17日,グラフィックアーチストのポルガール・マリアンネさんの日本をテーマにした絵画作品の展覧会"風に舞う桜"に開会式で挨拶した伊藤大使と共に出席しました。ポルガールさんは,ご主人の仕事の関係で日本を数回訪れて以来,日本の大ファンになり,昨年10月,日本・ハンガリー交流年の周年行事としての展覧会“日本の物語”を開いた他,2004年,2005年にも日本の花や鳥を題材にした展覧会をハンガリーで開催しています。

今回の展覧会では,桜や紅葉,鵜などといった日本の花や鳥だけでなく,グラフィックアーチストらしい印象的なタッチで描かれた相撲力士の作品も展示されています。

多くの招待者が集まり満員となった会場では,俳優によるハンガリー語に訳された日本の俳句の朗読やコーラスグループによる合唱(『さくらさくら』など)も披露されました。

この展覧会は,6月18日まで開催されています(ハンガリー人世界連盟本部,1052 Budapest, Semmelweis u.1-3)。(広報文化班:K.Y.)

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ニコン顕微鏡センター開所式

2010年5月19日

最新鋭の顕微鏡システムの一つ

5月18日、ハンガリー科学アカデミー傘下の実験医学研究所内に完成したニコン顕微鏡センター(Nikon Microscopy Center)の開所式に伊藤大使と共に出席しました。同研究所はハンガリーにおいて医学に特化した唯一の基礎研究機関で、脳や神経の研究では世界でトップクラスと言われています。ニコンはバイオ分野におけるイメージング技術の研究や教育に貢献することを目的として大学等の研究機関に最先端の顕微鏡システムを設置しており、同顕微鏡センターと同様、これまで世界8箇所にイメージングセンターという施設を有しています。昨年12月、ショーヨム大統領が訪日した際の日・ハンガリー首脳会談において、ハンガリーの高い基礎研究と日本の応用技術を組み合わせた両国の協力を推進していくことで両首脳の意見が一致しましたが、今回のセンターの開設は、その具体例のひとつと言えます。同センターが今後両国の科学分野での協力の一端を担っていくことを期待したいと思います。(経済班:H.K.)

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クラリオンへの訪問

2010年5月13日

日本人幹部の方と正面玄関にて

5月13日(水)、クラリオン(正式社名:Clarion Hungary Electronics Kft.、従業員数:約490名)を訪問しました。

クラリオンは、日本で初めてカーラジオ(1951年)、カーステレオ(1963年)を発売した車載機器メーカーです。本日訪問したハンガリー現地法人は、1997年、首都ブダペストの東約65kmに位置するナジカータ市に設立されました。2004年、ハンガリーのEU加盟とともにフランス工場の機能がハンガリーに移転されてからは、クラリオンのヨーロッパ唯一の生産拠点となり、現在では日系やヨーロッパの大手自動車メーカー向けにカーオーディオ、カーナビゲーション等の製造のほか、自動車関係のEMS(電子機器受託製造サービス)も行っています。同社では、積極的にハンガリー人を幹部に登用することで日本人駐在員とハンガリー人従業員との信頼関係を築いているとのお話を伺いました。多くの精密な部品を扱う生産現場は非常に清潔に保たれ、幾重にもわたる検査により、品質管理が徹底されているのが印象的でした。(経済班:S.H.)

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日本商工会春期ソフトボール大会

2010年5月11日

大使館チームとその家族

5月9日(日)、ハンガリー日本商工会主催による「2010年春期ソフトボール大会」が開催されました。当日は朝から不安定な天候で大会開催が危ぶまれ、試合の途中にも小雨がパラつきましたが、参加者の方々の祈りが通じ無事全日程消化できました。本大会にはハンガリー進出日系企業やハンガリー人チーム等12チーム187名が参加し、熱戦が繰り広げられ、また普段面識の無い日本人の間の親睦を深めるための絶好の機会になりました。当大使館チームは、大会参加にあたり3週間ほど前から昼休みを利用して練習を行ったものの、残念ながら2戦2敗でしたが、スポーツを通じて館内の結束を強めることができました。このように有意義な機会を作るために大会開催にあたって多大なる努力をされた商工会の皆様に感謝したいと思います。(広報文化班:S.G)

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ハンガリー有名シェフによる日本風創作料理の試食会

2010年5月5日

ブダイ・シェフ(正面右)の料理説明

4月30日,大使公邸において,ハンガリー・トップ10に選ばれたレストランのオーナー兼シェフであり,TV番組も持っているブダイ・ペーテル・シェフによる日本風創作料理の試食会が催されました。ブダイ・シェフは,本年3月に国際交流基金の文化人招聘プログラムで訪日し,日本の各地で料理を通じた文化交流を実践されましたが,この夕食会は,「日本での体験談を話し、そこで学んだ日本料理の知識を生かした料理を作って頂けないか」との大使館からの要請に応じて実現したものです。

夕食会には,当地の日・ハンガリー友好協会の前・現会長、日本語教師会会長,日本人会会長、商工会会長、国際交流基金所長などが出席しました。創作料理には,前菜にガリやホタテを含め、メインの牛フィレのソースに生姜や醤油を加え,また,料理全般に日本酒で味付けする等,日本的な風味を出すための工夫が随所になされていました。ブダイ・シェフは,今回の試食会の成功を機に,自分のレストランでも日本風味のメニューを始めたい,また,今回の訪日で日本酒のすばらしさに感激したので,9月のブダペストのワイン・フェスティバルで広くハンガリーの人々に本物の日本酒を紹介したいとの抱負を述べていました。(次席:Y.A.)

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1125 Budeapest, Zalai u. 7. HUNGARY【案内図

電話(代表)+36-1-398-3100