令和8年 賀詞交歓会の開催
令和8年1月13日
1月8日に、ハンガリー在住邦人の皆様方をお招きして賀詞交歓会を開催しました。
賀詞交歓会での小野大使の挨拶を以下に掲載いたします。
賀詞交歓会での小野大使の挨拶を以下に掲載いたします。
みなさま、新年明けましておめでとうございます。大変お寒く、足下も悪い中、ご足労くださり、誠にありがとうございます。本日の賀詞交歓会にて、ハンガリーでご活躍されている在留邦人の皆様とご一緒に新年を祝うとともに、皆様に直接ご挨拶できますことを大変嬉しく感じております。
2025年を振り返りますと、日・ハンガリー関係の一層の深化に繋がった一年でございました。大阪・関西万博2025が開催され、5月には万博賓客としてシュヨク大統領が訪日、天皇陛下との会見や、石破総理との会談が行われました。また、多くの閣僚が万博を訪れ、二国間協議も行われました。9月には、三年連続となるシーヤールトー外務貿易大臣による訪日があり、その機会に、在大阪ハンガリー領事館の開設式典も行われました。在大阪領事館は、日ハンガリー関係の強化を象徴するものといえるでしょう。
国際情勢は不透明で厳しい状況が続いております。こうした中、我が国は10月に発足した高市新政権の下、「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」を実現すべく、国際社会における日本のプレゼンスの一層の向上に向けた積極的な外交を展開しております。その一翼を担う当館としましても、ハンガリーとの二国間関係の一層の強化をはじめ、我が国の国益の増進に向けて引き続きしっかりと取り組んで参る所存です。
ハンガリーにおいては、ご案内の通り、15年以上に亘る長期政権が続いており、昨年も、ウクライナ情勢を巡るEUとの対立や、対露・対中・対米関係等、様々な局面で、ハンガリーのある意味独特な外交関係が際立つこととなりました。他方、本年4月に予定された総選挙については、与野党がこれまでになく拮抗した選挙戦を繰り広げており、結果によっては、政治・経済両面で大きな転換も起こりうる状況です。当館といたしましても、その動向を注視し、関連情報のご提供を含め、在留邦人の皆様のお役に立てるように最大限努めて参ります。
ハンガリー経済につきましては、インフレが漸く収束しつつあり、一昨年のマイナス成長から脱しつつありますが、電気自動車販売に陰りが見えている影響や深刻化する人手不足等、景気の行方は依然不透明です。当地に進出している約180社の日系企業関係者の皆様におかれましては、そうした状況ながらも、日々ご尽力いただき、日・ハンガリー経済関係強化にご貢献いただいておりますことに改めて感謝申し上げます。
既に述べたとおり、今年は4月の総選挙を控え、ハンガリーが大きな転機を迎える可能性もあります。それ以外にも、ウクライナ情勢やトランプ政権の動き等、不確実な要素が多々ございます。大使館としては、関連情報の収集と分析を継続するとともに、ビジネス環境改善に向けたハンガリー政府への働きかけ等、日系企業の皆様のお役に少しでも立てるよう努めて参ります。
私自身がハンガリーに参りまして、最も驚いたことの一つは、ハンガリーが大変な親日国で、多くの文化交流事業が活発に行われているということでした。ハンガリーの多くの方々が日本の古典及び現代文化、剣道や空手・柔道等の武道に強い関心を寄せていること、音楽やバレエを通じた絆が何十年にも亘り、強固に維持されてきたことは、我々の文化外交の大きな支えとなっております。文化面での二国間交流を様々な形で支えていただいている皆様方にも、この場をお借りして御礼申し上げます。
また、在留邦人の皆様の、大使館の広報文化活動に対する日頃からのご理解・ご協力にも感謝しております。本年2月下旬には音楽の家(ハウス・オブ・ミュージック)での和太鼓演奏の開催を予定しており、また3月上旬には毎年恒例のリスト音楽院日本人学生の演奏会「サウンド・オブ・スプリング」も予定しております。当地で研鑽を積んでおられる、日本の若き音楽家たちの晴れ舞台を是非ご覧いただければ幸いです。
近年、ハンガリー人の訪日数増加に伴い、日本の食文化への人気や関心の高まりも顕著です。大使館といたしましても、こうした機運を捉え、日本食や日本酒の当地での普及に一層力を入れたいと考えています。
在外公館において、邦人保護は最も重要な任務の一つであります。昨年1月末に、当地にて、邦人女性が御逝去されたことは大変痛ましく、改めてお悔やみ申し上げます。今後とも、大規模な交通規制やデモ等、皆様の生活に影響があると考えられる情報や、犯罪被害等に巻き込まれる可能性がある治安情報など、遅滞なく情報提供し、当地における在留邦人の皆様の安全・安心確保に向け、最善を尽くして参ります。
また、ハンガリーの日本人コミュニティとの連携や支援も、大使館としての重要な任務です。日本人学校及び補習授業校の運営や子供たちの教育に携わっておられる学校関係の皆様には、日頃より当地における子女教育を支えていただき感謝申し上げます。両校はともに、長年にわたり、ハンガリーの邦人社会の基盤を支える重要な役割を担っていただいており、大使館といたしましても、両校の安定的経営に向け、支援を継続していく方針です。
既にご案内かと存じますが、私は、昨年11月、駐イタリア特命全権大使・在ローマ国際機関代表部大使を任じられ、10日に離任することとなりました。2年弱という比較的短い期間ではございましたが、在留邦人の皆様のお力添えをいただきながら、日ハンガリー関係発展に向けて、尽力してまいりました。おかげさまで大変充実した日々でございました。これまで皆様からいただいたご協力やご支援に対し、心から感謝申し上げます。12日には、後任として、木村徹也大使が当地に着任いたします。引き続き、皆様からのあたたかなご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
最後となりますが、それぞれのお立場で、日ハンガリー関係を支えていただいておりますことに改めて心からの敬意と感謝を申し上げますとともに、本年が皆様にとって更なる飛躍の年となることを願って、私からのご挨拶とさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
2025年を振り返りますと、日・ハンガリー関係の一層の深化に繋がった一年でございました。大阪・関西万博2025が開催され、5月には万博賓客としてシュヨク大統領が訪日、天皇陛下との会見や、石破総理との会談が行われました。また、多くの閣僚が万博を訪れ、二国間協議も行われました。9月には、三年連続となるシーヤールトー外務貿易大臣による訪日があり、その機会に、在大阪ハンガリー領事館の開設式典も行われました。在大阪領事館は、日ハンガリー関係の強化を象徴するものといえるでしょう。
国際情勢は不透明で厳しい状況が続いております。こうした中、我が国は10月に発足した高市新政権の下、「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」を実現すべく、国際社会における日本のプレゼンスの一層の向上に向けた積極的な外交を展開しております。その一翼を担う当館としましても、ハンガリーとの二国間関係の一層の強化をはじめ、我が国の国益の増進に向けて引き続きしっかりと取り組んで参る所存です。
ハンガリーにおいては、ご案内の通り、15年以上に亘る長期政権が続いており、昨年も、ウクライナ情勢を巡るEUとの対立や、対露・対中・対米関係等、様々な局面で、ハンガリーのある意味独特な外交関係が際立つこととなりました。他方、本年4月に予定された総選挙については、与野党がこれまでになく拮抗した選挙戦を繰り広げており、結果によっては、政治・経済両面で大きな転換も起こりうる状況です。当館といたしましても、その動向を注視し、関連情報のご提供を含め、在留邦人の皆様のお役に立てるように最大限努めて参ります。
ハンガリー経済につきましては、インフレが漸く収束しつつあり、一昨年のマイナス成長から脱しつつありますが、電気自動車販売に陰りが見えている影響や深刻化する人手不足等、景気の行方は依然不透明です。当地に進出している約180社の日系企業関係者の皆様におかれましては、そうした状況ながらも、日々ご尽力いただき、日・ハンガリー経済関係強化にご貢献いただいておりますことに改めて感謝申し上げます。
既に述べたとおり、今年は4月の総選挙を控え、ハンガリーが大きな転機を迎える可能性もあります。それ以外にも、ウクライナ情勢やトランプ政権の動き等、不確実な要素が多々ございます。大使館としては、関連情報の収集と分析を継続するとともに、ビジネス環境改善に向けたハンガリー政府への働きかけ等、日系企業の皆様のお役に少しでも立てるよう努めて参ります。
私自身がハンガリーに参りまして、最も驚いたことの一つは、ハンガリーが大変な親日国で、多くの文化交流事業が活発に行われているということでした。ハンガリーの多くの方々が日本の古典及び現代文化、剣道や空手・柔道等の武道に強い関心を寄せていること、音楽やバレエを通じた絆が何十年にも亘り、強固に維持されてきたことは、我々の文化外交の大きな支えとなっております。文化面での二国間交流を様々な形で支えていただいている皆様方にも、この場をお借りして御礼申し上げます。
また、在留邦人の皆様の、大使館の広報文化活動に対する日頃からのご理解・ご協力にも感謝しております。本年2月下旬には音楽の家(ハウス・オブ・ミュージック)での和太鼓演奏の開催を予定しており、また3月上旬には毎年恒例のリスト音楽院日本人学生の演奏会「サウンド・オブ・スプリング」も予定しております。当地で研鑽を積んでおられる、日本の若き音楽家たちの晴れ舞台を是非ご覧いただければ幸いです。
近年、ハンガリー人の訪日数増加に伴い、日本の食文化への人気や関心の高まりも顕著です。大使館といたしましても、こうした機運を捉え、日本食や日本酒の当地での普及に一層力を入れたいと考えています。
在外公館において、邦人保護は最も重要な任務の一つであります。昨年1月末に、当地にて、邦人女性が御逝去されたことは大変痛ましく、改めてお悔やみ申し上げます。今後とも、大規模な交通規制やデモ等、皆様の生活に影響があると考えられる情報や、犯罪被害等に巻き込まれる可能性がある治安情報など、遅滞なく情報提供し、当地における在留邦人の皆様の安全・安心確保に向け、最善を尽くして参ります。
また、ハンガリーの日本人コミュニティとの連携や支援も、大使館としての重要な任務です。日本人学校及び補習授業校の運営や子供たちの教育に携わっておられる学校関係の皆様には、日頃より当地における子女教育を支えていただき感謝申し上げます。両校はともに、長年にわたり、ハンガリーの邦人社会の基盤を支える重要な役割を担っていただいており、大使館といたしましても、両校の安定的経営に向け、支援を継続していく方針です。
既にご案内かと存じますが、私は、昨年11月、駐イタリア特命全権大使・在ローマ国際機関代表部大使を任じられ、10日に離任することとなりました。2年弱という比較的短い期間ではございましたが、在留邦人の皆様のお力添えをいただきながら、日ハンガリー関係発展に向けて、尽力してまいりました。おかげさまで大変充実した日々でございました。これまで皆様からいただいたご協力やご支援に対し、心から感謝申し上げます。12日には、後任として、木村徹也大使が当地に着任いたします。引き続き、皆様からのあたたかなご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
最後となりますが、それぞれのお立場で、日ハンガリー関係を支えていただいておりますことに改めて心からの敬意と感謝を申し上げますとともに、本年が皆様にとって更なる飛躍の年となることを願って、私からのご挨拶とさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。