国際列車(Rail-Jet)内での盗難の多発

2019/10/9
【ポイント】
ウィーン-ブダペスト間の国際列車(Rail-Jet)内において、盗難の被害が数多く発生しています。荷物は網棚には決して置かず、また、常に荷物から目を離さないようにしてください。
また、ハンガリーに向かう列車内で旅券の盗難に遭った際には、必ず在ハンガリー日本国大使館において旅券(または帰国のための渡航書)の交付を受けるようにしてください。

【本文】
1.最近、ウィーン-ブダペスト間の国際列車(Rail-Jet)内において、荷物の盗難被害に遭われる旅行者の方が数多くみられます。特に、オーストリアからハンガリー国内に入ってから数駅の間に盗難に遭うことが多いようです。
対応策と具体的な被害事例は以下のとおりですので、十分ご注意ください。

(対応策)
●荷物は網棚には決して置かない。
●常に荷物から目を離さない。
●駅に停車中、不自然に乗り降りを繰り返したり、座席を探す振りをしている者に気を付ける。

(被害事例)
●バックパックを網棚の上に置いていたところ、ブダペストに到着した際になくなっていることに気がついた。
●リュックを網棚の上に置いて食事を取っていたところ、食後にリュックがないことに気がついた。
●同行者がいたため、バッグを網棚に置いたまま車内のトイレに行ったところ、戻ってきたらバッグがなくなっていた(プラハ発ブダペスト行の国際列車)。
●バッグから物を取り出そうとして、バッグを隣の座席や前の座席の背もたれの小さな棚に置き、十数秒目を離した隙にバッグを盗まれた。
●ブダペストから列車に乗車した際、カバンを座席の上に置き、キャリーケースを網棚に上げていた間にカバンを盗まれた。
●ブダペストから列車に乗車した際、座席に座ったところで車外から窓を叩いて話し掛けようとする者がいたので、同人に注意を向けていた隙に通路側座席に置いていたバッグを盗まれた。

2.シェンゲン領域内では、入国審査は最初に入域する国で行われ、その後の国境を越えた移動においては、入国審査は原則として行われていません。
他方、昨今の国際情勢から、シェンゲン領域内で国境を越える際にも、旅行者に対する身分確認・審査が抜き打ちで行われることがあり、旅券を所持していない場合には官憲に身柄を拘束されるおそれもあります。

旅券は、外国を旅行する際の「渡航文書」であるばかりでなく、海外において氏名や国籍等の身分を証明する「国際身分証明書」であり、例えシェンゲン領域内の移動であっても、入国審査の有無にかかわらず、日本旅券を常に携行する必要があります。
ハンガリーに向かう列車内で旅券の盗難に遭った際には、そのままシェンゲン領域内で国境を越える旅行を続けることなく、必ず在ハンガリー日本国大使館において旅券(または帰国のための渡航書)の発給手続を行うようにしてください。