日・ハ外交関係開設150周年オープニング行事 「生け花レクチャー・デモンストレーション」の開催
平成31年2月14日
平成31年(2019年)2月14日
日・ハ外交関係開設150周年オープニング行事 「生け花レクチャー・デモンストレーション」の開催
2月14日,ハンガリー科学アカデミーにおいて,当館主催により,草月流本部講師・草月流師範会理事である福島 光加 師範を講師として迎え,日本・ハンガリー外交関係開設150周年を祝うオープニング行事「生け花レクチャー・デモンストレーション」を開催いたしました。
本イベントには,ハンガリーにおける150周年名誉総裁であるアーデル大統領の名代として,アニタ・ヘルツェグ大統領夫人が出席された他,ハンガリーの国会議員や政府関係者,当地の各国外交団長とその配偶者等の方々が出席されました。
生け花に関するレクチャーでは,福島師範により生け花の歴史や特徴について説明していただきました。デモンストレーションにおいては,当地の花材を活用し,また,日本の花器のみならず,ハンガリーのワイン・ピッチャーや本イベントの協力企業ヘレンド社の陶器を用いた作品を含め,6点を生けるプロセスが披露されました。用いられた花材の中にはハンガリー特有の野菜(パプリカ)も含まれ,生け花の伝統を守りつつも斬新な発想により制作される作品の数々に,多くの出席者が魅せられました。
このように生けられた作品は,デモンストレーション後に開催された祝賀レセプション会場に運ばれ,寿司と和菓子,日本酒等も振る舞われ,多くの出席者に日本の多彩な文化を楽しんでいただきました。
また,レセプション会場には150周年を祝うため,予め福島師範が制作した大型作品が展示されました。この作品では,両国の国旗の色(赤・白・緑)にペイントされた木材と,日本のお祝いの場で用いられる「松」や「水引」が材料として使われ,両国の長きにわたる友好関係を華やかに祝うことができました。






