「ともだち-zunk」(友達になろう!)に関して
ニィーレギハーザでの千羽鶴プロジェクトは「友情を千の鶴のつばさと共に」というモットーと共に、今年1月より本格的にスタートしました。しかし、元々の企画は昨年、実習指定小学校の教諭の一人が生徒達に紹介した「禎子と折鶴」の話から端を発しています。みんなで折り鶴を作り、日本へ送りたいという願いを実現するため、ニィーレギハーザ大学、国際関係センターと共同で、千羽鶴を含め、実習指定校で学ぶ子供達が様々な日本の伝統的な遊びや、プロジェクトワークを行う今回の日本週間の開催へとつながったのです。
この日本週間を通し、「なぜ、私たち日本人がシンボル的に折り鶴を折るのか」、「どんな歴史、願いや意味があるのか」ということを考え、鶴の折り方だけではなく、結論として、国や文化、言語は違っていても等しく判り合えることは何か、共感できることは何かなど、他のハンガリー人教諭や同僚の協力のもと、総合的な平和学習のきっかけに結びつけることを目標としています。
日本週間「ともだち-zunk」の主活動である千羽鶴は、完成後、広島平和記念資料館の「原爆の子」像に捧げていただくべく、かの地へ送ることを予定しています。