「ハンガリー共和国との京都議定書の下での共同実施(JI)及び
グリーン投資スキーム(GIS)における協力に関する覚書(Memorandum)」への
署名式開催
1.2007年12月18日、「ハンガリー共和国との京都議定書の下での共同実施(JI)及びグリーン投資スキーム(GIS)における協力に関する覚書(Memorandum)」への署名式がハンガリー環境・水利省で行われ、両国政府を代表し、鍋倉大使及びフォドル環境・水利大臣が同覚書に署名いたしました。
2.署名に先立ち、鍋倉大使及びフォドル大臣より挨拶があり、鍋倉大使からは、気候変動問題は深刻化しており、我が国としても京都議定書の目標である6%削減達成のため、総力を挙げて国民全体で取り組む決意であるが、同目標達成のためには京都メカニズムの活用が必要であることから、本覚書の締結は我が国の目標達成に重要な意味を持っているとの挨拶がありました。
3.本覚書は、GISを含むものとしては、日本政府が初めて他政府と締結したものですが、GISの実施に向けては、今後さらに詳細な事項を両国間政府で交渉を通じて決定する必要があります。
4.なお、JIとは京都メカニズムの一つで、地球温暖化ガス削減目標を持つ国同士が共同で排出削減プロジェクトを実施し、その削減分を投資国が自国の目標達成に利用できる仕組みで、GISは京都メカニズムの一つである排出権取引のうち、排出量の移転に伴う資金を、温室効果ガスの排出削減、その他環境対策に使用するという条件の下で行われるものです。
(参考)外務省報道資料(pdf)
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